精神科、心療内科医師による栄養療法相談
こころの安定はからだの栄養改善から
メンタル治療をより効果的に行うには
こころを安定化するオーソモレキュラー栄養療法
こころの正常な働きに必要なものはなんでしょうか?
そもそもこころの働きとは脳の働きであります。
脳の正常な働きには脳の栄養状態がよくなければ、脳は正常に働きません。
脳が正常に働いていない状態で治療しても効果がでにくいのです。
あなたに不足している栄養素をみつけ、補給するだけです。
補給することで心身のバランスが整い、心身の健康に寄与するのです。
それがオーソモレキュラー栄養療法です。
こころに必要な物質とは
上記の図はこころに必要な物質がつくられる図です。
こころに必要な神経伝達物質にはGABA、ノルアドレナリン、セロトニン、メラトニンなどがあります。
- プロテインを原材料として作られる
- ナイアシン(ビタミンB3)、ビタミンB6、鉄、銅、葉酸などは作られるプロセスで必要な物質として働く
つまりこれらの物質が足りないと
不安、不眠、うつなどが起こりやすいといえます。
ビタミンB群
「感情」「集中力」「睡眠」に関係しているのはタンパク質ですが、その合成にはビタミンB群が必要です。
補給が必要な方
特に下記のような症状がある場合、とくにビタミンBの補給を必要とします。
- 疲れやすい
- 気分がゆううつ
- いらいらしやすい
- 音や光に過敏である
- 成長期である
- 寝たのに疲れがとれない
タンパク質
生命活動に欠かせない様々な働きを担っています。
各臓器の材料になるだけでなく、心を整えたり感覚を伝えたりするほか、栄養素を全身に運ぶ働きもあります。
補給が必要な方
このような方はタンパク質の補給が必要です。
- 病気になりやすい、かぜをひきやすい
- いらいらしやすい
- 疲れやすい
- 成長期である
鉄
へモブロビンが正常値でも鉄が不足していることが多くあります。
その充足度を判断するにはフェリチンの値を測定することをおすすめします。
鉄分が不足すると、「不安」や「恐怖」、「判断力の低下」、「睡眠のトラブル」などが起こりやすくなります。
これは、鉄分が不足することで脳内の情報を伝える神経伝達物質がうまく作られなくなってしまうためです。
血糖
食後の急激な血糖値の上昇と、その後の急激な低下を「血糖値スパイク」と呼びます。
血糖値スパイクが起きると不眠やうつ、イライラ感や過食、動悸や発汗といったさまざまな不調が生じやすくなります。
このような不調の原因となる血糖値スパイクが起きているかどうかをしっかり評価・確認することは非常に重要です。
必須アミノ酸
アミノ酸は、タンパク質を構成している成分です。
タンパク質は生命をつくる基礎となる栄養素であり、私たちの体はタンパク質の材料となるアミノ酸によって支えられています。
アミノ酸には体内で合成できない必須アミノ酸の9種類、そしてそれ以外のアミノ酸があります。
9種類の必須アミノ酸は食べ物やサプリメントから補給する必要があります。
補給が必要な方
以下のような場合は必須アミノ酸が不足している可能性があります。
- 食事量がすくない
- ストレスを感じている
- 成長期である
- 胃腸が弱い
- 激しい運動をしている
など
オーソモレキュラー栄養療法の基本
不足している栄養素を分析して補給していくことが大切ですが、そもそも胃腸の状態、特に「腸内環境」が整っていないと、栄養素がしっかり吸収できません。
そのため、まずは腸内環境のバランスを改善することから考えます。
腸内環境や消化機能を整えることで、以下のような効果やメリットが期待できます。
- 自律神経のバランス改善
- 疲労感の軽減、集中力の向上
- 免疫力の改善
※特に、腸内環境の改善により腸と脳の神経ネットワークが改善するといわれています。
オーソモレキュラー栄養療法では、こうした体質改善や不調の解消を目指して治療を行っていきます。
五十嵐医師による「栄養療法相談」を実施しておりますので、次のようなお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
- 既存の治療でうまくいっていない方
- 栄養療法を試したい方
- 薬物療法を減量化したい、やめたい方